三菱電機システムサービス株式会社
ブロックコネクトセル
~ロボットセルによる”ねじ締めアプリケーション”~

お問い合わせ先

企業名:三菱電機システムサービス株式会社
所在地:愛知県名古屋市東区矢田一丁目26番43号
TEL:052-722-7655
email:https://www.melsc.co.jp/contact/
web:https://www.melsc.co.jp/business/industrial_solution/

会社概要

三菱電機システムサービスは、環境に配慮したさまざまな事業を通じ、システムとサービスを組み合わせ、お客様に最適なソリューションを提供する総合エンジニアリング企業である。

工場向けの自動化設備やシステムソリューション、家庭用、ビル・オフィス・店舗向けの映像・セキュリティ・エネルギーなどのあらゆるファシリティーのシステムソリューションを、導入前コンサルティングからシステム提案、設計、施工、運営支援、メンテナンス、アフターサービス、リニューアルまで、お客様をワンストップでサポートする。

2023国際ロボット展での出展ブースの見どころ
東 1 ホール E1-03

フレキシブルに生産ラインを構築できる「ブロックコネクトセル(モジュール型ブロックセル)」の「ねじ締めアプリケーション」事例を展示。

ブロックコネクトセルは、□1200mmブロックを基本とした標準化セルで、ロボットと搬送工程及び三菱電機FA機器(シーケンサ・GOT)を標準装備し、生産工程に応じたアプリケーション(部品供給・組立・ネジ締め・勘合・検査など)を搭載可能。

また、GOTとサンプルライブラリーを活用した、生産・品質・稼働情報の収集・集計・見える化や、「監視・制御システムSA1-Ⅲ」の生産進捗管理・製造品質分析・監査証跡履歴などの機能により、生産ライン全体の最適化運用を支援。

さらに、生産設備のダウンタイム短縮を支援する「iQ Care MELFA Support (ロボットの延長保証+見える化)」、「iQ Care Remote4Mサービス(SA1-Ⅲ)」、「リモートエンジニアリング(遠隔地からセキュアに接続し、保守をサポート)」、も紹介。

導入事例

ねじ締め工程における、部品供給・組立・ねじ締め・検査の一連の作業を集約・自動化した「ブロックコネクトセル」。
部品トレイの供給と完成品トレイの排出は2段コンベアを使用し、各トレイはAGVが複数の工程間をフレキシブルに搬送。
ねじ締め作業は、三菱電機製ロボットによる多方向からのねじ締めと、MELSERVOによる高精度なネジ締めトルク制御を実現。また、ねじ取り出し開始先取り動作によるタクト短縮、ねじ長さ測定によるねじ混入チェック、ねじ吸着取り出し後のねじ先端振れ抑制、ねじ締め後のねじ浮き検査・ねじ高さ測定を自動化。「監視・制御システムSA1-Ⅲ」は、これらセルの情報を収集し、進捗管理・設備稼働分析・製造品質分析をする。
さらに、このセルのロボットやFA機器に遠隔地からセキュアにリモート接続し、プログラムやパラメータの一部変更や稼働時間・負荷状況を確認でき、保守作業をサポート。

導入効果

ねじ締め工程の各作業を集約・モジュール化した「ブロックコネクトセル」導入により、省スペースと省人化を両立し、生産ラインのリレイアウトも容易になる。

従来から課題であったねじ締め作業の様々な工作不良を検出・見える化し、「監視・制御システムSA1-Ⅲ」の設備稼働分析により、優先的に改善すべき停止要因のリストアップと成果の確認がリアルタイムにでき、生産ラインの最適運用に向けた改善活動に活用できる。

さらに、メンテナンスモニタでロボットの負荷状況を基に、減速機、ベルト、グリスのメンテナンス時期を予測・表示。 AGVとの連携で工程間搬送によるフレキシブル生産、自由な設置レイアウトが実現できる。