ハイウィン株式会社「周辺機器との連携確認を行う PoC」

お問い合わせ先

企業名:ハイウィン株式会社
所在地:兵庫県神戸市西区井吹台東町7-4-4
TEL:078-997-8827
email:info@hiwin.co.jp
web:https://www.hiwin.co.jp/

会社概要

ハイウィンは台湾に本社を置き、日本以外にドイツ、アメリカなど世界12カ国に拠点を置くグローバル企業。高い技術とコストパフォーマンスが評価され、直動機器では世界トップクラスのシェアを誇る。機械要素部品だけでなくメカトロ製品も幅広く開発製造し、部品メーカーにとどまらないソリューション提供する。
1999年に日本法人を設立し、現在は日本全国10カ所に営業拠点を配置。2022年には神戸市内約7500坪の敷地に、研究開発機能を備えた本社工場が稼働開始した。「次世代ものづくりを支える」企業として日本の産業発展に貢献する。

2023国際ロボット展での出展ブースの見どころ
東 6 ホール E6-16

垂直多関節ロボットやスカラロボットなどの産業用ロボットをはじめ、高精度位置決めステージなど当社の幅広い製品ラインアップで構成したデモ機を多数出展。

溶接ロボットデモでは高剛性の単軸ロボットを走行軸に用い、垂直多関節ロボットと組合わせパイプ継手の溶接の自動化を再現する。8軸同期位置制御によりさまざまなパイプ継手溶接プロセスが可能に。

パレタイジングの自動化には多くの現場で重宝する定格負荷30kg、中型ワーク向けの垂直多関節ロボットをご提案。自由度が高く広い作動範囲に対応可能で、さまざまな自動生産ラインに適用可能だ。

また、自動化を検討する時にまず見て欲しい当社のスカラロボット。内製パーツをふんだんに使い、各部の性能均整がとれたモデルだ。ZR軸に自社製ボールスプラインを採用し省スペースを実現した。
装置だけではなく、概念検証の段階から丁寧にサポートする自動化支援の取組みも紹介する。

導入事例

コストダウンはもちろんのこと、加速する人手不足の対応はどの産業においても喫緊の問題となってきている。また感染症などによる更なる社会変化に対応した先行投資も必須の取組みであるのは明白で、自動化・省力化のニーズは増え続けている。

また、新しく自動化システムを導入する際に過去に採用したという実績だけでメーカー選びをする企業も少なくなってきている。国内メーカーに限らず多くの高性能な産業用ロボットが出てきている中、積極的なコストダウンを実施し用途によって選ぶことが求められているのが実情だ。担当者としてはメーカーの選定、ワークの把持検証、周辺機器との連携確認など、情報収集や作業の煩雑さが課題となっている。

当社では把持検証やパーツフィーダーなど他社の周辺機器との連携確認を行う自動化支援の取組みを実施している。作業の煩雑さから導入の障害になりやすいロボットとビジョンの接続初期設定は喜ばれることが多い。

導入効果

他社の周辺機器との連携確認や初期設定などは担当者の情報収集や検証事項の負担を軽減する取組みとなっているが、それに加え好評を得ているのは、当社で提供している特別教育だ。特別教育はロボットの教示などの業務に従事する作業者に受講が義務付けられている。東京のロボット技術センターに加え、2022年からは神戸本社でも受講可能になった。

当社のロボット技術センターも国内2拠点になり、また周辺機器との接続や、通信、制御の検証における技術やノウハウが蓄積されてきたことで、よりかゆい所に手が届くようなサポート体制ができてきている。ユーザー1社1社を丁寧にフォローしていくことを提唱し、ものづくり支援に努めていきたい。