ユアサ商事株式会社「工作機械の電気代をガツン!と削減」

お問い合わせ先

企業名:ユアサ商事株式会社
所在地:東京都千代田区神田美土代町7番地
TEL:03-6369-1111
web:https://www.yuasa.co.jp/

会社概要

ユアサ商事は、1666年創業で2026年に360周年を迎える複合専門商社グループである。現在、「つなぐ」イノベーションとして、モノづくり、すまいづくり、環境づくり、まちづくりの分野において、約6,000社の仕入先様、約20,000社の販売先様と、人・モノ・カネ・技術・情報・データを「つなぐ」ことで社会課題を解決する独自のビジネスモデルを展開している。

2023国際ロボット展での出展ブースの見どころ
東 2 ホール E2-22

1)省人化・省エネ技術が満載の、人と環境にやさしい、完全自動のアルミ部品加工ラインを展示する。
自動脱着装置「Robo Combo」(自社開発)、搬送ロボット「Delivery Robot」、協働ロボット「CRX」によるワーク搬送や、当社グループであるconnectome.design社製のAIエンジンを搭載したAI外観検査装置「F[ai]ND OUT EX」(自社開発)による傷や欠けの検査を実演する。また、加工機には特許取得済みの省エネ制御ソフト「GCCP/Green Control for Coolant Pump」(自社開発)を搭載し、電気代削減とCO₂発生量低減に貢献する。

2)その他
ファイバーレーザー溶接DXシステム 「alfaJulia」を展示する。協働ロボット付き溶接機とDXシステムをパッケージ化しており、熟練工の技をデジタルで伝承できる。ブース内では、モバイルロボット「MRシリーズ」やサービスロボット「RISU-BOT」を走行させ、次世代の工場内物流を提案する。ブース全体をご見学いただくことで、総合力を武器とするユアサ商事グループならではの幅広いソリューションをご覧いただける。

導入事例

開発したソフト『Green Control for Coolant Pump』ではマシニングセンタで加工する際に発生する切粉の量に応じて、搭載されているカッティングクーラント、機内洗浄用クーラント等の各種ポンプを制御し、不要なポンプの運転を自動的に停止することで、機械稼動時の消費電力を削減する。ツール毎に切粉量を設定することも可能となっている。これまでも工作機械の省エネルギー化として高効率モータや回生エネルギー技術採用などの取り組みがされてきたが、本商品はさらなる省エネ推進の一助となると考える。長時間稼働する生産ラインであるからこそ、ランニングコストと環境に優しい付加価値の提案が受け入れられると考えている。

導入効果

自動車部品メーカーに導入したところ、ハブ(アルミニウム材)加工をする場合、1台当たり年間で約20%の消費電力を削減、11万円以上の電気代を削減できる試算となった。また、他の検証実験では機械の仕様や加工内容により最大40%減の消費電力削減効果を確認した。導入にあたってはNC装置へのGCCPのインストールと簡単な配線工事だけで済み、条件により最短2~3年での投資回収が可能となる。