株式会社A・R・P「熟練工の手作業をロボットで実現!」

お問い合わせ先

企業名:株式会社A・R・P
所在地:神奈川県秦野市堀川166-1
TEL:0463-88-5400
web:https://www.arp-id.co.jp

会社概要

設計開発を生業にして19年程営業してきた従業員約180名程の会社で、受託開発と技術者派遣を中心に、自社開発製品の製造販売なども行っており、直近ではロボットSIer事業に力を入れている。

対応出来る技術領域に関しては、メカ・電気ハード・ソフト・試作・評価検証と一通りのリソースを揃えており、メカ設計は製造設備、検査装置からコンシューマ製品など、電気ハードは、マイコンボード、信号処理ボード、微小信号の処理やパワエレ系の回路など、ソフトは、ファームウェア、Windows・スマホ・WEBアプリ、ラダープログラムなど。

2023 国際ロボット展での出展ブースの見どころ
東 8 ホール E8-48

多関節ロボットにスカラロボット、協働ロボットによるデモンストレーションに加え、参考出展として薄膜基板などを非接触で吸着する小型で薄型のベルヌーイピンセットやピロー包装製品の溶着状態を検査するリークチェッカ(開発中/特許出願済)を展示。

ロボットの展示に関して、多関節ロボットは画像センサによりコンベア上を流れてくるワークの姿勢を検知、その情報をもとにロボットがピッキングを行い所定の収納箱に整列。スカラロボットは小さな部品の表裏と姿勢を画像センサで判別、所定のものをケースに収納。スカラロボットの特性を生かした高速でのピック&プレイス動作をデモンストレーション。協働ロボットは金属の表面研磨作業を模擬した動作とモニタに実際の作業動画を投影。これらは一般的な人手作業をロボットに置き換えたものだが、ロボットのみならず周辺機器を含めシステムアップをした弊社の総合技術力、ロボットSierとしての取組みを展示。

導入事例

現在取り組んでいる事例として、人が感覚的に行っている作業をロボットに置き換えるというものがある。力覚センサを組み合わせることで、細かな力加減をコントロールしたり微細な違いを検知した結果を動作に反映させるなど、いわば「熟練工の作業」の代替としてロボットを活用できないかに着目した取り組みである。

今回の展示にも模擬動作と実際の作業動画で紹介しているが、ステンレス素材の溶接ビードを削り鏡面仕上げに近付ける作業やヘアラインをステンレス素材表面に加工する作業をロボットがどこまで担えるかに取り組んでいる。

これらの作業は経験を積んだ作業者が電動工具の押し付け加減で研磨・研削するものだが、仕上げるまでには途中の状態を目視確認しながら作業を行うため、時間・労力がかかる。全ての作業をロボットで完結させることは最終目標だが、どこまで置き換えられるかを試行錯誤しながらロボットの活用に取り組んでいる。

導入効果

産業界で求められてきたロボットは、人に代わり「きつい」「汚い」「危険」な作業を担わせることや単純作業を代替させること効率を上げることで導入が進んできたが、最近では人手不足を補う手段としても活用の場が増えている。

写真はベルトサンダーをロボットに持たせて熟練作業者の力加減を実現した例であるが、粉塵の舞う悪環境での作業もロボットであれば飽きず疲れず作業を継続する事が出来る。

また、ベルヌーイピンセットはユーザフレンドリーなデザインとパソコンのマウスをクリックするかのようなボタン操作を実現し、ボタン操作は N.C./N.O. に加え、ラッチ式(1 クリック毎に ON/OFF)への切り替えが可能で単純作業の疲労を最小限に抑える事が出来る。